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中小企業には大きく分けて二つの課題があります。
ひとつは、お金の問題、もうひとつは、人の問題です。
お金の問題については、金融機関や経営支援機関と協調して、
財務計画・損益計画を立てて、業務の改善を推進します。
人の問題については、採用から人材育成、後継者など、
多岐に渡る課題がありますが、
今の社会に圧倒的に不足していると常々感じるのが、
互いを「認める」という関係性です。
会社で、お互いの仕事や人格を認め合う文化が育まれていたら、
いくつかの社会的問題に解決の道がつきます。
鬱病や長時間労働の問題は、「認める」ことが希薄な環境で、
起こりやすいと思います。
働いているお父さん、お母さんが会社で認められていなかったら、
子どもの教育にも影響しそうですよね。
いじめや教育問題にも波及するかも知れません。
「認める」ことが定着した会社は、充実した社会生活のみならず、
家庭環境にも影響し、プラスの関係性を育むことになるでしょう。
企業の場合、経営者が「認めている」と思っているほど、
従業員は「認められている」と感じていないのが普通です。
これは上司と部下の関係でも一緒です。
「認める」スキルが圧倒的に不足しているのです。
「認める」のは気持ちだけでなく、スキルが必要です。
そして、「認める」スキルの専門家が、ビジネスコーチです。
経営改善計画を立てても、実行するのは人ですから、
人の問題が解決しないことには進みません。
ビジネスコーチと恊働で、「認める」スキルを社内に醸成し、
同時進行で経営改善を進めていくプロジェクトを、
いつくか推進しています。
中小零細企業の場合、99%は社長の責任で動いていますから、
本来は社長が認められないことなど、社内にないはずです。
相手を認めた上で対策を取ることでしか、成果は上がりません。
「認める」関係性の連鎖を、多くの会社に定着させるなんて、
しびれるプロジェクトだと思いませんか?