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昨日から、東京まで車で来ています。
移動距離の長い予定を、この1週間に詰め込みました。
今週はいろんな乗り物に乗りました。
富山から出雲まで「特急サンダーバード」、東海道新幹線、伯備線の「特急いずも」
出雲大社まで一畑電車。
島根から香川まで「特急いずも」、瀬戸大橋線の「マリンライナー」
高松市内では琴平電鉄。
香川から徳島まで高徳線の「特急うずしお」、そこから阿南まで「特急むろと」
阿南から大阪まで海部観光の高速バス「マイエクスプレス」
大阪から金沢までJR西日本の高速バス「青春ドリーム号」
金沢から地鉄バスと高山線を乗り継いで越中八尾まで。
仕事柄、というか興味もあって、
そこで働く人たちのことをよく見ています。
鉄道員や乗務員には、安全運行という
極めて重要な責務がありますが、
プラスアルファで今の時代は、
ホスピタリティマインドが求められます。
製造業のサービス産業化というキーワードは
お聞きになったことがあるかと思います。
GDPに占める製造業の割合が低下し、
サービス業の比率は7割を超えて増加中です。
これからは、すべての業種が「サービス業」としての側面を
しっかりと認識して事業展開していかないと、
顧客から見放されてしまうのです。
さすがに駅員や乗務員の対応は、どこでも気持ちのいいものでした。
もうひとつ、地方の鉄道会社で働く人たちを見て思ったのが、
「多能工化」です。これもキーワードのひとつだと思います。
ひとり何役もやって電車が運行されているのを見て、
「運転士は運転だけやればいい」
という考えでは立ち行かないのだなと感じました。
これも製造業の製造ラインの工夫から生まれた発想ですが、
最近は建設業でも、多能工化により外注比率を下げて
収益を確保するのが定石となりました。
これも、あらゆる業種で必要な取り組みになっています。
サービス産業化と多能工化。
ひとつの流れとして、すべての業種、会社にとって
こうした方向性が必要とされていることを
様々な場面で感じた1週間でした。