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岡山県の両備グループには、
ドライバー全員が女性のタクシー会社があります。
「両備グレースタクシー㈱」です。
同社は、タクシー乗務員を「おもてなしスタッフ」と呼び、
独自のきめ細かいサービスを展開しています。
三菱ふそうトラック・バス㈱では、
女性目線でトラックを作る
「キュート・トラック・プロジェクト」が発足し、
試作車を完成させました。
「もっとトラックの分野で女性に
活躍してもらいたい」という気持ちから、
有志の女性社員が集まって
スタートしたプロジェクトだそうです。
今後は、女性ドライバーに対応した
社内体制や環境整備が、
どこの運送事業者でも課題になると思います。
更衣室やトイレなどのハード面のみならず、
採用・育成や人間関係など、
ソフト面での対応がネックになります。
これからの社会は、
生産年齢人口が急激に減少しますので、
それに対応した人材の確保・育成ができないと
生き残れません。
女性ドライバーの定着率が低いとしたら、
それは本人の問題だけでなく、
会社の体制に問題があるかも知れません。
仕事柄、「お金」についての相談が多いのですが、
財務改善や返済計画をいくらやっても、
それは経営のほんの一部です。
企業は「ヒト」、「モノ」、「カネ」、「情報」を、
将来に渡って確保し続けなければ継続できません。
一歩先の環境変化への対応、今から着手しませんか?