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出雲では心温まる人たちとの出会いがありました。
車窓から宍道湖を眺めつつ、名残惜しく島根を後にし、
昨日は香川県高松市までやってきました。
今日の目的地は徳島県阿南市です。
高松市には「琴電」という市内電車が走っています。
長距離を移動する鉄道や航空機に対して、
その地域の中での移動を支える交通機関を「二次交通」と呼びます。
地下鉄や地方鉄道、路線バス、市内電車などです。
バスは線路を敷く必要がないので、鉄道と比べて低コストで運用できます。
しかし土地勘のない域外の人が利用しようとするときには、
路線バスの時刻や行先を調べるのは結構大変です。
知らない土地で、路線バスを利用しようとするときのことを考えてみてください。
それに比べ、市内電車で行けるところに行くのはあまりストレスがありません。
地図に路線や駅が書いてあるというだけで安心します。
路線バスにもこの安心感があったらいいのにと、いつも思います。
たいてい駅前からいくつもの路線が出ていて、
自分の行きたいバス停を経由するバスに間違えずに乗るだけでも、
慣れない人にとっては大冒険かも知れません。
ホームページの使い勝手もバス会社によってずいぶん違います。
域外の人が目的地に行く場合、バス停の名前はわかりません。
それでも短時間で乗るバスがわかるホームページもあれば、
まったくわからず諦めるしかないようなケースもあります。
はじめて利用する人にとっては、鉄道に比べて利用しにくいわけですから、
その点をカバーする努力が、路線バス会社には必要なはずです。
せめて、ホームページの使い勝手は顧客目線であってほしいな、と思いますし、
サービス業としての基本的な「おもてなし」を備える必要があると思います。
まだまだ改善の余地の大きな業界ですね。やりたいことが山積みです。