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経営コンサルタント 長谷川 泰彦 が日々考え、感じたことをブログで発信中

仕事の中で出会った、尊敬する経営者のひとりに、

トラック15台の運送業を経営する社長がいます。

「ドライバーに少しでもいい環境を整えてあげたい」

自らもトラックに乗務する社長は、給油インタンクや屋根付きの整備庫、

高圧洗浄機などの環境整備に、大きな投資をしてきました。

 

経営セオリーから言うと、社長は日常業務を社員に委譲し、

経営者にしかできない業務に専念すべきですが、

その社長は社員と同じ業務で汗水流すことを惜しまず、

さらに社員のためにできる限りのことをしています。

そういった姿勢が社員からも信頼され、指示や命令がなくても、

会社のために率先して行動する社員さんが育っています。

 

社長の優しさゆえに、金融機関からは批判されることもあります。

でも一貫して、社長の基準で正しいと思うことをやり続けています。

 

経営は、利益を増やしたり会社を大きくしたりするばかりが向上心とは限りません。

経営的には決してベストな判断とは言えなくても、

徹底して従業員のために尽くす姿勢には心打たれます。

そんな姿勢を見ていると、経営セオリーよりも大事なことに気付かされます。

 

「財務のことで細かく指摘されるのかと思っていました」

「今までこういう面で相談できる人がいなかった」

私よりも20歳以上年上の社長さんからそう言われて、

一層親身にやっていきたい、最善を尽くしたいと思いました。

 

この会社は、事務所の前に花を植えて育てたり、

会社の敷地内で大きなカメを飼っています。

車庫に戻ったドライバーさんが花に水をやったり、カメに餌をやったり。

カメというのがいいですね。トラックはゆっくり走るモノですから。

そんなところにも社長の人柄の一端がにじみ出ていて、

とても温かい気持ちになる会社です。

 

この会社、事故はほとんどありません。トラックもきれいです。

外装だけでなく、キャビンの中も整理整頓されています。

ドライバー同士のコミュニケーションも、楽しそうです。

財務的には厳しい局面ですが、必ず立ち直る会社です。

 

儲かっているけど殺伐とした会社より、

どうせなら働く人の幸せを願う人の元で働きたいですね。

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プロフィール

財務と組織の「枠組み」を変える
経営コンサルタント

長谷川 泰彦
Hasegawa Yasuhiko

株式会社リフレーム 代表取締役

中小企業診断士

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