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経営コンサルタント 長谷川 泰彦 が日々考え、感じたことをブログで発信中

運送会社と土木会社は親和性が高く、

杭打やトンネル掘削をやる土木会社が、

機材運搬のために運送業の認可を受けていたり、

特殊車両で建設資材等の重量物を運搬する運送会社が、

建設業の許可を受けて、納入先の建設工事に参入したり、

双方向の乗り入れ事業者が多数います。

 

大型杭打機やトンネル掘削に用いる機械はとても高価で、

設備投資の回収には長い期間がかかります。

回収期間が長期化するような設備投資は、

変化の早い現在のような時代には、ハイリスクです。

経済基盤の脆弱な中小企業にとっては、なおさらです。

 

しかし、そうした事業に果敢に挑戦する中小事業者もいます。

ハイリスクとはいえ、リターンはそれほど大きくはありません。

採算を合わせるには、地道な企業努力を積み重ねが必要です。

 

そうした事業に取り組む事業者にとっての生命線は、

「人」です。

重トレーラーを連ねて、現場に着いたドライバーが、

ある人は重機を操り、ある人は現場監督として、

一人何役もこなしている集団があります。

つまり一人一人が多能工として、運送だけでなく、

土木作業や監督業務をこなしているのです。

 

ある運送会社の社長は、土木工事参入のきっかけを、

「現場で荷を降ろすまで、いつも杭打ち作業を見ていたから、

段取りや要領がわかってきて、うちでやったほうが効率がいいと思った」

と振り返ります。大型杭打機を導入して、新規参入しました。

今ではゼネコンの現場監督より上手に段取りしてやるそうです。

 

この会社では、人材の専門性の高さと、多能工である点が、

採算性・収益性の鍵になっています。

運送業は、差別化が困難な業種ではありますが、

「人」の育成に焦点をあてて、自社の能力を開発していくことで、

他社ができないような、独自性の高い事業領域を獲得できるのです。

 

個人においても、専門性の高さに加えて、多能工であることが

求められる時代ですね。

ひとつの技能に固執せず、複数の才能を磨いていきたいと思います。

 

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プロフィール

財務と組織の「枠組み」を変える
経営コンサルタント

長谷川 泰彦
Hasegawa Yasuhiko

株式会社リフレーム 代表取締役

中小企業診断士

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