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東京出張で、主目的以外にも時間を取り、
「運輸政策研究機構」の図書館に行ってきました。
同機構は、交通運輸政策の総合的な調査研究機関です。
ふだん触れることのない情報のほんの一部に触れ、
本当に勉強不足であることを、改めて実感しました。
中小運送業の経営支援を仕事の中心にしていますが、
今後も交通・運輸分野を専門分野としていくことを考えたら、
経営面での知識以外にも、政策面の知識や海外事例など、
グローバルな視野を意識する必要があると感じます。
独立したての頃、ある中小企業診断士から、
「地方で仕事をするのに、そんなに狭い分野に絞ったら
仕事にならない」と言われました。
しかし、中小零細企業はターゲットを絞って、ニッチな分野で
トップの実績を上げるしか生きる道がないことは、
どの経営の教科書にも書いてある基本的なことです。
現在、ご依頼いただくお仕事の中には、
専門分野以外の業種も多くありますが、
あまり離れた業種は、自信がないので
丁重にお断りし、別の方をご紹介します。
一方で、運輸関係、産業廃棄物、土木建設の分野では、
あらゆるケースにも対応できるように、
常に能力を磨いていきたいと考えています。
現在は、運送事業者というとバス・トラック事業者が
中心ですが、ゆくゆくは、海運会社や地方鉄道なども、
守備範囲に加えていきたいと思っています。
そうなると、関連法体系や先進事例など、
身に着けなければならない知識は圧倒的に増えます。
当然ですが、そのすべてを知ることはできません。
ですので、どこにその情報があるのかを知ることが、
とても重要なことだと思います。
ある程度はインターネットがカバーしていますが、
専門的なことは、やはり専門図書館の司書に聞くのが
一番早いです。知識の倉庫として、また私自身の視野を
広げてくれる場所として、こうした専門図書館を、
今後活用していきたいと思います。