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中小企業診断士は、資格を取っても、
それだけでは食えない仕事だと言われています。
税理士や社会保険労務士には、独占業務といって、
資格がないと、やってはいけない業務があります。
中小企業診断士には、独占業務はありません。
才覚があれば誰でもできる仕事だと言えます。
私が中小企業診断士になってやりたかったのは、
① バス・トラックの会社の経営に関わりたい
② 地方公共交通の再建など、公益性の高い仕事をしたい
③ 海運や鉄道も含めた、物流の計画に関わりたい
などです。現在は、①の段階です。
目指す仕事に向けて、
知識や経験などの「武器」を獲得していく必要がありますが、
資格取得はそのひとつの「武器」に過ぎません。
大型二種免許や運行管理者資格、大型自動車査定士など、
役立つと思われる武器を順に手に入れてきました。
その中でも、中小企業診断士の資格は、
使い方によっては、かなり強力な兵器です。
資格を取って独立したいと考えている人には、
「資格を取ってどんな仕事をしたいか」
「何をやりたいのか」
を同時に考えることをお勧めしています。
そもそも、資格を取っただけで稼げる仕事なんて、
ほとんどありません。
これまでの自分の知識や経験をどう活かして、
どのように差別化を図っていくかという戦略がなければ、
どんな商売でも継続していくことはできないでしょう。
マーケティングや経営戦略の勉強をしている割には、
この差別化という点で弱い中小企業診断士は多いです。
それが、稼げない資格だと言われている原因のひとつですが、
単に勉強したことを活かせていないだけです。
私は、こんなに役立つ資格はないと思っています。