">

BLOG

BLOG.

経営コンサルタント 長谷川 泰彦 が日々考え、感じたことをブログで発信中

私の仕事で一番時間がかかっているのは、

企業の経営計画作成をお手伝いする際に、

過去の数字を読み込むことです。

 

経営計画の数字には、根拠が必要ですので、

どうしてこの計画になったのかを説明でき、

それが納得のいくものでなければ、誰にも

受け入れられません。

 

ところが、中小企業でよくあるケースとして、

根拠となる社内資料を見ていくと、その資料

にある数字と会計資料との整合性が取れずに、

何を根拠にしたらいいのかわからない、

ということが起こります。

 

会計の世界ですから、整合性が合わないこと

などあり得ないと思うかもしれませんが、

このケースは相当頻繁にあります。

 

その原因のひとつに、会計で使っている言葉

の定義があいまいで、使う人によって異なる

意味で使っている、ということがあります。

 

例えば、「粗利益」といった時に、それは様々

な意味で使います。

売上総利益を指す人もいれば、売上から材料費

と外注費を引いた金額を指す人もいます。

 

そんなことが、あっちでもこっちでも起こり、

担当者に「この数字の根拠は何ですか?」と

聞いても、要領を得ない答えだったりして、

数字はブラックボックス化されています。

 

そんな状態で作成された資料を紐解くだけでも

相当の時間がかかります。

 

「定義」があいまいというのは、一番厄介です。

そういう面で、会計の世界は極めて情緒的です。

会社ごとに違う定義から確認していくなんて、

あまり論理的とは言えない世界だと思います。

 

とはいえ、現実がそうなので、まずは定義を

確認するところからです。

 

社長と経理担当で、違う意味で会計用語を使って

いることなど、日常茶飯事です。社内会議でも、

みんな違う意味で同じ言葉を使っていて、それが

わかっただけでも一歩前進です。

 

このあたりが、会計の「わかりにくさ」だと

思います。意外と進んでいない世界です。

新着記事

プロフィール

財務と組織の「枠組み」を変える
経営コンサルタント

長谷川 泰彦
Hasegawa Yasuhiko

株式会社リフレーム 代表取締役

中小企業診断士

詳細