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同じ目的を持って動いている者同士が、
対立構造に陥ってしまうことがあります。
本当は、お互い会社や職場をよくしたいと
思っているのに、立場の違いが互いの理解
を阻み、心に亀裂を生むようなケースです。
相手の立場を理解して、お互いが良くなる
方法を見つけ出す努力ができたら理想です。
妥協点ではなく、より高い結果を生み出す、
「Win-Win」とか「第三の案」と言われる
境地を目指す努力です。
相互理解は、コミュニケーションの積み重ね
から生まれますから、普段から「伝えやすい」
職場環境であることは不可欠です。
そんな職場環境を作るのに、最近学び始めた
「コーチング」が極めて有効であることに、
確信があります。
「和を以って尊しとなす」
という日本人の古来からの精神性が
あります。対立を戒める考え方ですが、
自分の意見を曲げて相手に従うという
意味ではありません。
「十七条憲法」は話し合いを推奨して
いるので、「議論をしない」という意味
ではないはずです。
企業の組織改善を進めていく上で、
議論の上での対立は歓迎しつつ、
長期的には相互理解を図り、禍根を
残さない対応ができたらと考えます。
組織改善を課題とする仕事には、
「和を以って尊しとなす」を基調に
取り組みたいと考えています。
日本人らしさを引き出すことができたら、
必ずいい結果を生むと信じます。
その際に、コーチングの基本的な
考え方が、とても有効だと感じています。