">
ある会社の研修資料を作成中に
講師という立場であることを、
意外な展開だな、と思いました。
自分が従業員だった時には、想像
さえしていなかった現実です。
「先生」や「教師」という仕事に
憧れたことは一度もなく、教える
事が好きだったことはありません。
講師として人前に立つときの姿勢は、
「先生」というより、「案内役」と
いう言葉がしっくりきます。
水先案内人という言葉を使うこと
があると思いますが、水先案内人
の仕事をご存知ですか?
せまい港内で、大きな船舶を接岸
したり、他船の多い海峡を航行する
のに、船長の代わりに操船したり
船長を補佐する人のことで、その
港や海峡ごとに専門の人がいます。
担当する港や海峡については、
波、風、潮流、水深などあらゆる
ことに精通していて、水先案内船
で目的の船に近づいて乗り移り、
短時間で船長との信頼関係を築き、
操船の指揮を交代するそうです。
講師として案内役を務める時の
私のスタンスは、そんな感じです。
水先案内人としての経験値を、
さらに積み上げて、スキルを磨いて
いきたいと思います。