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厳しい経営環境にあるトラック運送業ですが、
きちんと利益を出し続けている企業もあります。
そうした企業は何が違うのか?を日々探究して
いますが、そのひとつに、社長の美意識が高い
というのがあると考えます。
どのような状態を「美しく整っている」と
感じるかは、経営者の考え方によって
異なりますが、それぞれの観点で「美しさ」
への「こだわり」があり、細かいところにも
神経が行き届いています。
仕事のやり方から職場環境まで、一貫した
美意識で貫かれている会社は、業績もいい
ことが多いです。
こだわりがあるように見えて、
一貫性がなかったり、心のどこかに妥協する
気持ちがあると、そこからエネルギーが逃げて
しまい、業績にも反映すると私は解釈しています。
「美意識=納得のできる度合い」
と言い換えるとわかりやすいかも知れません。
美意識が高い=納得できるレベルが高い、
ということです。
自分自身に対し、社員に対し、環境に対し、
経営成績や財務状態に対して、美意識を持って、
理想の状態に近づけようとする努力が、
経営努力だと思います。
その会社の持つ美意識を言語化したものが、
経営理念だと言えます。
「うちの会社は、特に経営理念はない」
という社長も、言葉になっていないだけで、
仕事に対する美意識は持っています。
それを言語化していく作業が、
「経営理念を紡ぎ出す」ということだと考えます。
高い美意識を持つ社長との出会いは、
楽しく、また身の引き締まる思いです。
私にとっていちばんの仕事の報酬です。