">
私たちの仕事は、経営者の相談を聴くことが
最初のステップになります。
その時によく注意して観察しなければならない
ことは、本当はどうしたいかという点です。
だいたい当初の相談内容と、真の課題は異なり、
それを引き出して提示するのが最初の仕事です。
第三者だからこそ、お伝えできる視点があります。
相談の際に、経営に関する知識やある程度の
専門知識があったほうが、より理解できる、と
いうのが、私にとっての中小企業診断士資格
の位置づけです。
あくまでも対話がメインで、経営知識や専門知識
を使って経営計画を作成したりするのは、主従で
いえば従のほうです。
中には、相談はしているけれど本当は何も変えて
ほしくないと思っているケースもあります。
その場合、できることは「聴くこと」だけです。
恋愛相談ではありません。あくまでも経営相談です。
経営相談だからと言って、必ずしも解決を望んで
いるとは限りません。
その見極めを誤ると、膨大な時間をロスすることに
なると思います。そんな経験の中から紡ぎ出した
私自身の今後の方針は、
「リクエストの明確なオーダーに応える」
ということです。そして、リクエストを明確にする
ためのスキルを磨いていきたいと考えています。
経営者のリクエストを明確にするスキルを磨いたら、
もっともっと役に立てる自分になれると思います。