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昨晩は、明治時代を築いた一人、木戸孝允の
直系の子孫、木戸寛孝氏の講演を聴きました。
維新前後からの大きな時間軸で現在を見つめ、
将来を見通す、スケールの大きな話題でした。
私たちは普段、目の前の仕事のことや、将来の
自分像などを、自分を取り巻く環境の中だけの
狭い範囲で考えがちです。
大きな時流の中での自分たちの役割や、時流に
求められている方向性といった大きな時間軸で
考えることで、全く異なる視点で自分を見つめ
ることができます。
木戸氏の講演は、そうしたスケールの大きな
時間軸を、思い起こさせてくれるばかりでは
ありませんでした。
国際社会の中での日本、環日本海地域、富山
といった空間軸、具体的な事象・事件の話題
から抽象度の高い概念の話を行き来する座標
軸など、視点の軸を大きく揺り動かすような
講演でした。
物事を捉える視点のパラダイムシフトが一瞬
で起こることを体験できた時間になりました。
目の前で起こるミクロな現実を、長い時間軸、
広い空間軸、大きな座標軸でマクロに捉える
ことは、リーダーシップを発揮する場面で、
大きな説得力が生まれます。
「今・ここ」を、より広い視野で見渡す
クセづけをしていきたいと思います。