">
私の住む八尾町が、1年で最も輝く時、
それが9月1日からの3日間です。
一晩中静かな踊りが続く幻想的な祭り、
「おわら風の盆」には、全国から観光客
が訪れます。
初日の昨日は、秋雨の中、団体観光客も
まばらになった夜10時頃からが、静かな
盛り上がりを見せました。
普段なら、その時間はまだ団体観光客が
すし詰め状態で、ゆっくり楽しめるのは、
真夜中の2時過ぎなのですが、昨日は
雨で早々に団体客が帰って行きました。
雨上がりの町流しは、何とも言えない風情
があり、胡弓の哀愁を帯びた音色が耳に
残っていて、その情景を思い出させます。
踊り手、歌い手、弾き手が一体となった
静かな昂揚感が、見る人を巻き込んで
いきます。静かに、しかし連綿と流れを
絶やすことなく続く情熱に、打たれます。
3日目の夜中に佳境を迎え、4日の朝、
JR越中八尾駅で見送りの踊りを見ると、
八尾町の1年が終わります。
祭りのあと、仕事のペースを落とさない
よう、気持ちを切り替える準備をしつつ、
今日と明日を楽しみたいと思います。