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経営コンサルタント 長谷川 泰彦 が日々考え、感じたことをブログで発信中

地元の老舗和菓子店に、名物になっている

菓子を買いに行きました。

お世話になっている方に贈るためです。

 

ところで、その銘菓には類似品があります。

類似品は、空港その他いたるところで購入

できます。むしろ、そちらのほうが知名度

があるくらいです。商標も類似しています。

 

そこで、店主に類似品のことをどう思って

いるのか聴いてみました。すると、製造法

に留まらない菓子作りに対する姿勢、職人

としての生き様を聴くことができました。

 

土産品として、長期保存・安定供給を志向

する類似品は、ビジネスとしてはある程度

の成功を見ています。販路拡大にも成功し、

安定した量産体制を築いています。

 

一方で、老舗の五代目店主はこう嘆きます。

 

「味を殺せば長持ちする。長持ちさせれば、

売れて家族も養える。では何のための菓子

作りか?菓子作りに誇りはないのか?」と。

 

「素材に使う卵・寒天などは、生き物だから

毎日違う。毎日最高のものを作るためには、

製法を固定させてはならない」と言います。

そこに、大量生産ができない理由があります。

 

その姿勢を、越中八尾和紙の紙漉きを究め、

勲五等を受賞するなど一流の功績を遺した

吉田桂介氏から直接学んだといいます。

 

製法を変化させることが、安定を生むこと

を会得するまでに、17年の歳月がかかった

そうです。今でも試行錯誤を繰り返す姿勢

に、菓子職人としての生き様を感じました。

 

和菓子職人が、和紙漉きの工芸作家に師事

していた点もおもしろいと思います。

そこからは、桂樹舎を興した吉田桂介氏の

話で盛り上がり、閉店時間を大幅に過ぎて

の語らいになりました。

 

一方の話しか聞いていないので、類似品を

作る人の話も聞いてみたくはありますが、

どちらも八尾町伝統を謳っており、価格は

同じです。一方は、短期的には、売り方で

成功してるかのように見えます。

 

異なる道を選んだ二店が、今後どうなるか。

 

本物が堂々と生き残る世界であってほしい

ですね。仕事に対する姿勢を学びました。

 

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プロフィール

財務と組織の「枠組み」を変える
経営コンサルタント

長谷川 泰彦
Hasegawa Yasuhiko

株式会社リフレーム 代表取締役

中小企業診断士

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