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新春の初読書は來夢さん著『「運」の正体』。
『「運」は平等でないから人生はおもしろい』
という帯のメッセージに惹かれて買いました。
私たちは「運」という目に見えない力に成り行き
を左右されていますが、その「運」は自分の行動
を通して育むことができる、その育み方を教えて
くれる一冊です。
「こんな生き方を目指したい」と思うような、
基本に忠実な生き方を、「運」という切り口で
読み解いています。
この本の中で、
「ポジティブ」も「ネガティブ」も、振り子の法則と
同じで、片方に偏りすぎれば、同じだけの勢い
で逆に振れる。ときには徹底的にネガティブに
なって気が済むまで落ち込んでみる。
というフレーズがありました。
ポジティブであることが「運」の良さにつながり
そうな感じがしますが、ネガティブであることも
認めています。
私は、物事の受け止め方は「前向き」でありたい
と思っていますが、自分の気持ちは「後ろ向き」
のときも多く、いつでも肯定的というわけでは
ありません。
その部分をあまり見せないようにはしていました
が、何が何でも肯定的である必要はない、という
教えに触れて、とても納得しました。
もっとバランスを重視したいと思っていた年始に
こうしたメッセージを受け取ることができ、自分
に素直であることの大切さを再認識しました。
こうした思いのひとつひとつを、推進力に変えて
進んでいきたいと思います。