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おはようございます!
「あの人の言葉のおかげで生まれ変われた」
という印象的な言葉がいくつかあります。
20歳代のころ、最初に部下を持った時に、
上司に言われた厳しい一言、
「おまえは自分にどれだけうぬぼれてるんだ!
人に任せなくてもできるなんて、どんだけ傲慢
なんだ!」
「・・・」
人に任せるより自分でやった方が早いと本気で
思い込んでいたし、早さだけじゃなく完成度に
至っては、もう任せられないレベルの部下だと
疑いもなく思っていました。
その結果、仕事を抱え込み、週に何度かは会社
に泊まりこみで仕事をこなすような毎日…
でも考えてみれば、自分も最初はそんなレベル
でした。仕事は遅いしミスは多いし…
任せられたからできるようになったわけで、
最初からできるわけではなかったはずです。
「人に任せる」ということに、最初に切実な
渇望を感じたのは、その時でした。
そのあとは、お決まりのような展開ですが、
「任せる」=「丸投げ」して上司から叱られ、
任せたはいいけれど管理不行き届きで失敗し、
ひととおりの失敗のあとにようやくサジ加減が
わかってくるのでした。
思い出しても恥ずかしくなるような経験ですが、
そんな経験をしておいてよかったと思います。
そんな失敗は、全部本に書いてあるようなことで、
勉強していれば失敗せずに済んだことです。
でも、失敗のおかげで強烈に印象に残っています。
今日は「任せる」ということをテーマにした研修
です。
任せた方がいいのはわかっているけど、
上手く任せられない「心のブレーキ」を、
誰もが持っているかも知れない前提で進めます。
いい研修にしたいと思います。
それでは、今日もよい1日を!