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人や企業を見るときに、成功している人は、
他の人とは違った未来を見ていることがある
と思います。
誰もが「この人で大丈夫?」と思う人を起用
して成功させたり、きわどい事業計画を軌道
に乗せたりできるのは、現在の延長線上の
未来ではない未来が見えているからです。
未来を思い描く力が、成功するかどうかを
分けているのかも知れません。
現在の延長線上の未来であれば、誰もが簡単
に予測できます。どこでどんな動きをしたら、
人や事業が成長するのかがわかっていれば、
未来は現在の延長線上ではなくなります。
これは、人を育てるときに極めて重要な見方
だと思います。
現時点でダメだから、ダメな人材とするのか、
その人の未来に可能性を見出すのかで、人材
の育ち方は大きく変わってきます。
人を育てるのが上手な人は、いつでも人の
成長後の姿を描いていると思います。その
想像力の差が、人材育成ができるかどうか
の差に直結していると感じます。
私自身がいろいろな人に育てていただいて
いる一方で、若い人の目標達成のサポート
もしています。その人にどんな未来を見て
いるかで、接し方は大きく変わります。
その人の、最大の可能性を見て接すること
ができるよう、想像力と視点を磨き上げて
いきたいと思っています。