">
おはようございます!
「現状を変えたくない」
という思いを、人間なら誰しも持ちます。
たとえば、「生産性を上げる」
というテーマで取り組みを進める時、
思い込みや言い訳で、有効な取り組みや行動
が取れなくなっているケースがあります。
生産性を上げるメリットを、
頭ではわかっています。
でも、実際の行動に移すとなると
「現状を変えたくない」という思いが強く、
できない理由がたくさん出てきます。
「実際にやってみたら、できた」
ってなると、
できない理由を言っていたことが
「まずいな…」
ということになるので、
さらにやらない方向で進んでしまいます。
***
そこで、現状を変えたくない思いを認め、
思い込みを否定せず、言い訳を丁寧に聞き、
安心できる安全な場を作ることに全力を
注ぎます。
行動を変えるということは、
別の見方をすれば、これまでの行動を否定
することです。
そこには大きな抵抗が生じます。
抵抗は、対立という形で顕れます。
対立になってしまうと、さらに行動を妨げる
結果になりやすいです。
対立を生まない、安心・安全な話し合いの
場づくりに全力を注ぎ、
本人が納得して行動の変容を起こせる環境を
最初につくります。
時間をかけて丁寧に。
何でそんな面倒くさいことをするのか?
トップダウンで改善すれば一発で変わるかも
知れませんが、作業する本人が納得して改善
したほうが、長期的にはいいですよね。
「言われてやった」のと
「自分で試行錯誤してやった」のとでは、
後者のほうが次の改善に結び付きやすいです。
***
私自身も、「現状を変えたくない」という
思いで行動が取れないことって、あります。
そんなとき、「思い込み」を強化する結果に
ならないよう、注意して自分に問いかけます。
今日は、改善に至るワンシーンを書きました。
それでは、今日もよい1日を!