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「自由」の由来は、「自らを由(よ)りどころ
とし、他のものを由りどころとせずにあれ」
というお釈迦様の言葉だそうです。
私たちは束縛の対極の意味として自由という
言葉を使うことが多いと思いますが、本来は
判断基準を他者ではなく自分に置く(自らを
よりどころにする)という意味です。
私たちの思考や行動は、誰かが作った判断基準
から大きな影響を受けています。
そこから逃れ、自らの判断基準で生きることが、
自由です。
自らの判断基準に気づくには、価値観を自覚し
ていることが前提です。
価値観は大切にしているものや優先したいこと
を選ぶ基準になっていることです。
自由は、それを明確にするこがスタートです。
言葉を変えると、主体的に生きるということ
です。
何も制約を受けずに生きることはできません。
制約からの解放を自由だと思っているままだと、
どこまでいっても自由はありません。
価値観を明確にして、判断基準を自分の「心」
に置くことが、束縛感をなくし、自由になる
ことです。
会社勤めが束縛されているとか、独立したら
自由というレベルの問題ではないのです。