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おはようございます。
「現場力」とは?
と聞かれたら何と答えますか?
「現場力」とは、現場で起こる様々なこと
に対応する能力のことです。
もう少し分解して考えると、ものづくりや
サービスの現場では様々な問題が起こって
います。その問題点を正確に把握し、問題
じゃなくなるように行動する力が「現場力」
です。
まず正確に把握するには、表面的な部分だけ
見て判断していては不十分です。問題の根本
には何があるのかとか、数値化できないか、
といった観点で見る習慣が必要です。
その問題が、問題じゃなくなるように行動する
というのは、「改善する」という意味です。
現場力には改善能力も含まれるということです。
改善するとは、現状がよりよい状態になるには
何をすればいいのか仮説を立て、実行すること
です。仮説を立てるには、考える力が必要です。
この「考える力」というのが、現場力の肝です。
これが弱いと、改善活動ができません。
言われたことだけやっているという意識の人は、
「考える力」が育たないという点が問題です。
「考える力」がないと、問題点を把握する段階
で、製造業なら「前工程が悪い」、サービス業
なら「バックヤードが悪い」という短絡的な
原因分析になりがちです。
つまり被害者意識になりやすいということです。
被害者意識になると改善活動はできません。
現場力を高めるには、被害者的ではなく、主体的
に物事を捉える視点を常に持つということです。
「現場力」=主体的に物事を見る力、です。
それでは、今日もよい1日を!