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おはようございます。
山崎豊子さんの最後の作品となった
「約束の海」
潜水艦なだしおと遊漁船が衝突して
多数の死者を出した海難事故が主題
の小説ですが、
「その人にとっての事実は、感情に
よってつくられる」
ということが、調査や審理の場面で
出てきます。
語られていることの背景にある感情
はどんな感情か?を考えさせられる
小説でした。
会社内で、ちょっとした意見の相違や
対立が起こったときに、お互いが語る
言葉の奥にある感情を理解しないと、
前向きな結果になりません。
表向きだけの解決を積み重ねていると、
やがて解決困難なほど心が離れてしまう
ことは、想像できると思います。
心が離れた状態で、生産性など上がる
はずがありません。
私も含めてですが、ビジネスシーンで
相手の感情を理解する努力が不足して
いることがあると思います。
事実関係がどうかより、互いの感情の
齟齬がどこで生じているかの方が重要
な問題です。
より重要なことに目を向けて取り組める
人でありたいと思います。
それでは、今日もよい1日を!