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おはようございます!
ある企業が営業マンの求人を出しました。
応募してきたのはベテランの営業マンで、
同業種での営業経験も実績もあり、申し分
ない人でした。即戦力です。
社長は採用を決めていましたが、従業員の
ある報告をきっかけに、まったく逆の結論
を出しました。
その報告とは、面接に来た際、現職の会社の
社有車で来社したということです。
それを見ていただけでなく、社長に報告した
従業員もなかなかですが、即不採用の決断を
した社長もすごいです。短期的な成果よりも、
長期的な効果を優先したわけです。
止まれぬ事情があったのかも知れませんが、
仕事に対する姿勢は、こんな細かいところに
出ます。そして、見る人は見ています。
スキル不足には「育成する」という選択肢が
あっても、ベテランが仕事に対する考え方を
変えるのは、余程のことがないと困難です。
これが、その会社の採用基準です。
「何が育成できることで、何ができないことか」
を明確にすることが、採用基準の第一歩です。
最初から備わっている人を求めるのではなく、
なくてもいいものと、なくてはならないものを
明確にする。
採用だけでなく、様々な基準づくりに使える
観点ですね。
それでは、今日もよい1日を!