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経営コンサルタント 長谷川 泰彦 が日々考え、感じたことをブログで発信中

おはようございます。

 

吉川英治の三国志は、主人公の劉備玄徳が

母に献上するために貴重な茶を買い、旅から

帰るシーンで幕を開けます。

 

子の帰りを待ちわびた母が貴重な茶を喜んだ

のもつかの間、劉備の佩剣がないことに母は

気付きます。

 

旅の途中、佩剣と茶は暴徒に奪われ、命をも

奪われるところを張飛に助けられ、奪われた

2品を無事に取り戻します。

 

命を救われた礼に、剣を張飛に献上します。

茶は母のためであり、手放せなかったのです。

 

ところが母は、その劉備に激怒します。

宝剣は皇系の証であり、今は貧しい暮らしでも

誇りまで失うよう育てた覚えはないと。心を鬼

にして貴重な茶を川に投げ捨てます。

 

劉備が、その血に流れる大志に気付く瞬間です。

 

***

 

企業には経営理念があります。

その経営理念は、財務的に厳しい状況でこそ、

真価が問われます。

 

財務的に厳しい状況であれば、理念を貫くこと

よりも儲けることを優先する判断をしたくなる

でしょう。あたりまえです。

 

社員が会社のためを思い、理念を離れて儲ける

働きをしたとき、劉備の母のようにその成果を

川に投げ打ち、あくまでも理念を貫くよう心を

鬼にして社員に言えるでしょうか。

 

ある経営者が、短期的な業績と理念が逆行する

場面に合い、困り果てていました。短期的成果

がないと窮地に陥る状況です。

 

そんなとき、窮地に陥ってでも理念を貫く経営者

を、心から助けたいと周囲の人は思います。

求心力が高まる瞬間です。

 

理念とは、他のものをすべて捨ててでも貫きたい

経営者の思いです。業績向上よりも大事です。

 

大切なものを大切にできる、経営者にとっての

よきパートナーでありたいと思います。

 

それでは、今日もよい1日を!

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プロフィール

財務と組織の「枠組み」を変える
経営コンサルタント

長谷川 泰彦
Hasegawa Yasuhiko

株式会社リフレーム 代表取締役

中小企業診断士

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