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おはようございます。
「覚悟を決めて、泳ぎきれ!」
という言葉は、私にとって特別な言葉です。
中小企業診断士の受験時代に聞いた、
TAC㈱の斎藤博明社長の言葉です。
「もう引き返せないと思ったら、覚悟を決め
て泳ぎ切る。精神を集中させて、ひたすら
泳ぎ続ける」
中小企業診断士試験は、1次試験7科目、2次は
論述試験と口述試験、その後実務補修という構成
の国家資格ですが、取る人は1~2年で取ります。
ところが私の場合、7年もかかってしまいました。
同期の受験生が次々と合格する中、取り残された
焦りと、「仕事を優先する」という決意のはざまで
鬱々とした30歳代を過ごしていました。
ハイライトは1次試験7科目に合格し、2次試験
の受験資格が有効な翌年の試験日、仕事との日程
調整がどうしてもつかず、仕事を優先させたこと
です。受験開始から4年目、苦渋の決断でした。
諦める気持ちが半分以上ある中で、ゼロから1次
試験を受けなおす決め手になったのが、
「覚悟を決めて、泳ぎきる」という言葉です。
それ以来、この言葉は積み上げてきたものがゼロ
に戻って再出発するときに必ず思い起こす言葉に
なりました。
仕事で追い込まれた時や、独立して経済的に行き
詰った時に、必ずこの言葉に救われます。
現在の私の仕事は、お客様が設備投資など大きな
投資をする際、資金調達を含めて、その収益化を
支える仕事ですが、経営者と共有したい言葉が
「覚悟を決めて泳ぎきれ!」です。
企業が投資をせずに収益を生むことはできません。
投資をしたら、あとは回収するまで、覚悟を決めて
泳ぎきるしかありません。
なので、私の理念は「覚悟を決めて泳ぎきれ!」
です。この言葉ですべての迷いがふっきれます。
底力がみなぎってくる言葉です。
それでは、今日もよい1日を!