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おはようございます。
今日は『昭和の日』ですね。
「歴史のもっとも大事なことは、共感という
ことだ」(「魂の昭和史」福田和也/小学館)
優しく語りかけるような美しい日本語で書かれ
たこの本は、本当にすばらしい本です。
心からそう思います。
「歴史の最も大事なことは、共感すること」
というのは、企業の歴史にも当はまります。
どんなに小さな企業であっても、創業から現在
に至るまでの歴史があります。
その歴史の中には、いくつもの経営判断があり、
スタッフがいれば、スタッフ個々の成長の歴史
も含まれています。それらが相まって、現在の
その企業が存在しているのです。
そうした企業の歴史に共感することこそ、その
企業の真価を知ることにつながり、新しい歴史
を刻む礎となります。
私は、企業に関わる時、その企業の歴史を必ず
確認します。それも、かなり細かく聞きます。
その話の中に、まだ明文化されていない経営理念
や経営方針があるからです。
企業が前進する時、捨ててはならない判断基準
はすべて歴史の中にあります。その判断基準を
最大限に尊重します。つまり、その企業の歴史
に共感するということです。
知るのではなく、感じる。
経営支援のスタート地点はここだと確信します。
表向きの改善策で本当の経営支援は果たせません。
本気でなければ、その企業の歴史を感じることは
できません。
本気のコンサルティングは、その企業の歴史を
五感で感じることから入ります。
それでは、今日もよい1日を!