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コラム「風の時代の仕事のヒント」配信中(2021/6~)

【風の時代の仕事のヒント】


15.「フラットで柔軟な組織」へのシフトチェンジが起こる


 

これはかなり以前から言われていたことですが、ピラミッド型の組織は、同じ環境が長続きする大量生産時代には機能性を発揮していました。

 

しかし、環境変化が頻繁に起こり、スピード感のある市場適合を求められる時代においては、決定までに時間がかかり、保守的な結論に達しやすいなど弊害の方が大きくなります。

 

縦の階層が多重的なピラミッド型組織よりも、現場の決裁権を重視したフラットな組織のほうが、環境変化に適合しやすいことはわかっていますが、未だに多くの企業ではピラミッド型の組織が主流です。

 

その主な理由としては、

  • 現場に任せられるだけの思考力ある人材が育っていない
  • 役職者を降格させることは出来ない

などです。

 

定型業務の多い職場においては、アウトプットを安定させるためにルールや指示命令を忠実に守って仕事をすることが重視されますので、組織は階層化したほうが上手く機能します。

 

しかしこれは旧来型の思考です。環境に適合し続けるためには、定型業務さえも流動的に柔軟に捉えて、現場の思考力を高めていくことが必要です。

 

別の視点から視ると、役職者がメンバーからあまり信頼されていない場合でも、定型業務の多い組織では何とか機能しました。

「課長が言うから」という忖度が働いて、嫌々でも組織が動くということがありましたが、これからの時代にそれはありません。

 

信頼されている人がリーダーシップを発揮して課題を乗り越えていくのが自然な姿です。

そして、そのリーダーが全てを監督するのではなく、不得意分野においては別のリーダーを立ててもいいわけです。

 

私の顧問先の製造業でも、部署の長を定めずに、達成したいゴールごとにリーダーを決めて組織運営をしていますが、得意分野についてリーダーシップを発揮することで個々の能力も活かされ、同じ部署でも他のゴール達成においては別の人がリーダーであることを、何の違和感もなく自然に受入れています。

 

組織運営上の最低限のルール(業務フローや経費支出など)だけは決めてありますが、ゴール達成のみをミッションとして、リーダーに過大な負担や責任を負わせることはありません。

新入社員の育成も、任命されたインストラクターが中心となって部署全員で関わっています。

 

このように、定型業務の多い製造業においてもフラットな組織は実現します。

ただし、固定観念にどっぷり浸かっている組織が柔軟性を獲得するのは容易なことではありません。それを乗り越えて、フラットな組織を実現したいという案件もあります。

 


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プロフィール

企業に未来思考をインストールする
経営コンサルタント

長谷川 泰彦
Hasegawa Yasuhiko

株式会社リフレーム 代表取締役

中小企業診断士

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